とっても奥が深いお食い初め

行事・イベント

赤ちゃんが生まれて100日目に行う儀式のことを、百日祝い(ももかいわい)と言うそうです。
この儀式は中国や韓国でも行われるのですが、日本では
「お食い初め」
という
「一生食べることに困ることのないように」
と願いを込めて食事を行います。
 ※実際には食べさせません笑

ウチはお店にお食い初めプランを予約してやってきましたのでご紹介します(^^♪

お食い初めとは

そもそもお食い初めとは、冒頭にも述べたように食べ物に困らないようにと行う儀式ですが、平安時代から始まった伝統的な儀式です。
お食い初めに必要なものにはそれぞれ意味があるので、一般的なものを紹介します♪

  • 料理
  • 食器
  • 祝い箸
  • 歯固めの石

料理

お正月に食べるおせちのように、料理にはそれぞれ意味があります。
ケンミンショーでやってましたが、地域によってはナマズを食べるところもあるみたいです笑

お祝いごとには常連の鯛。
もちろん意味は「めでたい」から来ており、七福神の恵比寿様が釣っていますね。
頭も尾もついている鯛を用意するのですが、見た時のインパクトはすごいです!
実際に食べた鯛はあまり身が入っていませんでしたが笑

赤飯

赤飯もお祝いごとには欠かせませんね。
邪気を払いのけたり、魔除けの意味があるそうです。

ちなみにウチの嫁はこの赤飯の小豆が苦手です笑
そういえば新潟の一部の地域では、しょうゆおこわのような色をしている赤飯が一般的でした。

はまぐりのお吸い物

はまぐりには、
二枚貝のようにぴったり合う伴侶(パートナー)に出会えるように。

お吸い物には、
吸う力が強くなるように。

といった意味があるそうです。
たしかに吸う力が強いに越したことはありませんね笑

煮物

お吸い物にはエビ、高野豆腐、亀の形をした人参、里芋などがあります。
エビや亀には長寿、高野豆腐には邪気払い、里芋には子だくさんの意味があり、縁起を担ぐものがほとんどです。

実際に食べた人参は、とっても新鮮な人参の味がしました笑
(甘く煮たり味がちゃんとついていた、という訳ではなかったということです)

香の物

香の物とは、大根やきゅうり、タコといった漬物に加えて、梅干しも用意することもあるそうです。
さっぱりとしているので箸休めとされていますが、
タコは「多幸」という語呂合わせ、
梅干しはしわが出来るまで長生き、
という意味もあります。

僕のところは梅干しは出てきませんでしたが、タコの酢の物が絶品でした!

食器

男の子か女の子かで食器の色が異なり、男の子の場合は内外朱色、女の子の場合は外側黒色で内側が朱色です。
その違いの理由は、起源当時の平安時代は男女の「位(くらい)」の違いだそうです。
男尊女卑の考えもあったのか、黒より赤のほうが位が高かったため、男の子は朱色(赤色)になっているんですね。

正式な儀式においては、お椀は漆、お箸は柳の白木を用いるそうです。

祝い箸

祝い箸は聞きなれない人もいるかもしれませんが、お食い初めだけでなく、お正月や婚礼などのお祝いの場で食べるときには欠かせないものです。
両端が細くなっており、どっち使ったらいいの!?ってなりましたが、片方のみであればOKです。
もう片方は神様が食べるためだとか。

歯固めの石

初め見た時箸置きかと思いました笑

歯固めの石とは、「丈夫な歯が育つように」と願いが込められており、他の料理と同じように、口元へちょんちょんとつけます。
お宮参りのときに授かったり、神社の境内の中で拾ってもよいみたいです。

食べる順番

伝統的なものあるあるですが、やはりお食い初めにも食べる順番はあるみたいです。

赤飯→お吸い物→赤飯→鯛→赤飯→お吸い物
の順番に三回、あかちゃんへ食べさせる真似をします。
最後に歯固めの石を口元につけます。

箸を上手に使えるようになっておいてよかったって心の底から思った瞬間でした笑

食べさせる人

もちろん食べさせる人にも決まりがあります。
この食べさせる人のことを「養い親」と言い、長寿の方がつとめます。
おじいちゃんおばあちゃんも一緒にお食い初めをする場合、あかちゃんが男の子なら男性の年長者、女の子なら女性の年長者にしてもらいます。
自分とパートナーとあかちゃんだけなら、パパが行います。

なので、ママがあかちゃんを抱っこして、僕が養い親をやりました(*´ω`*)

実際にやってみて

こんなに決まりごとがあるとは思いませんでした!!
ご飯ひとつ食べるだけでもこんなに大変だとは、、、

しかし、お店の方にひとつひとつ丁寧に説明して頂きながら行ったので、無事お食い初めの儀式を終えることができました。

今回紹介した内容に限らず、地域や家によっては他にやっていることもあります。
あかちゃんの行事だと軽く思っていましたが、平安時代から続く伝統的な儀式なので、初めて親になる方はぜひ興味を持ってみてはいかがでしょうか?
日本の文化に触れる良い機会となりました。

お店のご紹介

お食い初めをする家庭に合わせて、お食い初めセットをネットで注文できたりします。
楽天などで取り揃えられていましたが、もしご自宅でする場合は要注意です!
食器がついていないものもあるので、紹介したように食器にもこだわりたいという方は、必要なものが全部揃えれるようにしましょう。

お店のほうが楽

今回ウチは、大阪の北新地にあるお店にて行いました。
お食い初め用の料理と、ママとパパの料理1品ずつで合計6,000円ほどでした。
高級感溢れる感じのお店でしたが、接客もコストも料理内容も全て◎です!!

大人向けの久しぶりにちゃんとした和食食べた~って感じでした笑
ちなみにお食い初めの料理は、儀式が終わったら親たちで食べました(*´Д`)

大阪駅から歩いて行けるので、大阪在住の方にはおすすめですし、他のお店は分かりませんが、あかちゃん用のマットもありました。

どこまでこだわるかにもよりますが、めんどくさがりだけど行事的なものはやっておきたいタイプのウチでは、お店での予約がベストでした^ ^

お店情報

木曽路北新地店
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-26 ぐらん・ぱれ 2~3F
06-6347-4711
平日・土曜 11:30~15:00(LO 14:30)/17:00~22:00(LO 21:30)
https://www.kisoji.co.jp/kisoji/index.html?flg=fromsp